ピクノジェノールの効果と製品選びの注意点

スイスのホーファーリサーチ社はOPCを原料として世界各国のメーカーに原末を提供しています。(ピクノジェノール®という商標)

OPCとはオリゴメリックプロアントシアニジンの略です。

1947年フランスのボルドー大学のジャック・マスケリエ博士が最初に見出した成分でその抗酸化作用による様々な効果に期待が高まっています。

メーカーはOPC(ピクノジェノール®)原末を使って製品化しますがその際に様々なものを添加するので製品によっては効果に多少影響することもあります。

賦形剤などがその例ですね。

以下、ご紹介するピクノジェノール®の効果についてはあくまでもピクノジェノール®原料(原末)についてのデータです。

ピクノジェノール®製品のものではありませんのでご注意ください。

ピクノジェノール®の目(視力)への効果

ピクノジェノールの目への効果・効能

1200人以上による5つの臨床研究で、ピクノジェノール®が、目の血管システムを改善し、健康な視力を守ることが分かりました。

ラボ条件下でルテインとピクノジェノール®の酸化防止作用による網膜保護効果についての調査を行いました。

個々の素材における強力な酸化防止効果以外に、ルテインとピクノジェノール®の組合せでは相乗効果により、網膜脂質の酸化に対する保護効果がさらに60%向上することを示しました。

ピクノジェノール®の糖尿病/網膜症への効果

ピクノジェノールの糖尿病・糖尿病網膜症・緑内障への効果・効能

ピクノジェノール®は、食後に血中グルコースが最高値になるという糖尿病の典型的な問題を防ぐことで、食物からのグルコースの吸収を処方薬に比べて190倍遅らせます。

糖尿病患者の半数以上が網膜症にかかっています。網膜症は、毛細血管の血が網膜に漏れて起こる目の病気で、徐々に失明に至ります。

患者1000人以上に関する5つの臨床研究で、ピクノジェノール®は網膜毛細血管を強化し、視力を守ることが分かっています。

ピクノジェノール®とビルベリーエキスに関する最近の研究では、成分の組み合わせで眼内圧を正常化し、それが緑内障にかかる可能性を大きく低下させることを示しました。

ピクノジェノール®の認知機能への効果

ピクノジェノールの認知機能への効果・効能

ピクノジェノール®が認知機能を改善することが、研究で明らかになりました。

コンピューターテストシステムを用いた調査によると、ピクノジェノール®で数ワーキングメモリー、空間ワーキングメモリーとも改善することが判明しました。

ピクノジェノール®により 大学生の記憶が改善されテストの点が上がったことが判明しました。

この臨床試験で、ピクノジェノール®はメンタルパフォーマンスを改善し、テストに対する不安を17%減少させました。

ピクノジェノール®のADHDへの効果

ピクノジェノールのadhdへの効果・効能

ADHDを含めた注意欠陥障害に対するピクノジェノール®の効果について最近いくつかの研究が行われ、子供においても症状の減少が確認されました。

ADHD (注意欠陥多動性障害)の子供を対象にしたプラセボ比較二重盲検臨床試験結果により、ピクノジェノール®補給で多動性症状が緩和し、注意力も改善。

学習障害、チック性障害、広汎性発達障害(いわゆる自閉症)などを合併しているADHDの30数名にピクノジェノール®が試された結果,半数以上の例で明らかな効果が認められ特許を取得しています。(アメリカ) U.S.PATENT NO.719178

ピクノジェノール®の心血管への効果

ピクノジェノールの心血管への効果・効能

血液循環

研究により、ピクノジェノール®が、血管拡張とそれに伴なう血流を改善することで、健康な血液循環の維持を促進することが分かっています。

ピクノジェノール®は、血小板をくっつきにくくし、血液凝固の軽減を助けます。

血圧

ピクノジェノール®が血管収縮を和らげる作用で体の血管拡張反応を促進することも、研究で明らかになりました。

血管径を正常にすることで、すでに正常値である血圧の維持を助けます。

コレステロール

ピクノジェノール® がコレステロール値の正常化に働くことが、研究によって証明されています。

臨床試験では、ピクノジェノール®を補うことで、悪玉コレステロール(LDL)が下がり、善玉コレステロール(HDL)が上がることが分かりました。

ピクノジェノール®のスポーツでの持久力・筋肉痛軽減への効果

ピクノジェノールの持久力・筋肉痛への効果・効能

ピクノジェノール®とスポーツでの持久力との関連について、数年前にカリフォルニア州立大学で初めて研究が行われた。

アマチュアのスポーツ愛好家の中で行われたが、プラセボ摂取群の持久力記録に比べ、ピクノジェノール®のサプリメント摂取群の方が持久力の増加が観察されました。

二重盲検プラセボ 対照交差試験では、アマチュアのスポーツ愛好家にピクノジェノール®またはプラセボを30日間サプリメントとして与え、さらに30日間もう一つのグループと交代しました。

スポーツ愛好家たちは、過度の疲労が早く起こりすぎて無酸素運動の代謝が減るのを防ぐために、各自の最高酸素消費量の85%に調整したトレッドミル上の管理された条件の下で運動を行いました。

研究結果は、プラセボを摂取していた人の持久力記録に比べて、ピクノジェノール®を摂取した場合、統計的に持久力の著しい増加が示された。

ピクノジェノール®は、運動選手や一般の健康な人において筋肉痛と痙攣を著しく軽減させることが確認されています。

筋肉での血の循環が悪いと痙攣を起こることが知られていますが、酸化防止作用で筋肉組織への血流を促進し患者の痙攣を改善しました。

この発見からピクノジェノール®が筋肉への血流を改善し、運動後の回復を早めることでスポーツにおいて重要な役割を果たす可能性があることが分かります。

ピクノジェノール®の静脈疾患/エコノミー症候群への効果

ピクノジェノールの静脈疾患・エコノミー症候群への効果・効能

 

静脈不全症とピクノジェノールに関して合計784人の患者を対象とした15の臨床研究が発表されています。

実は、静脈不全症の治療におけるピクノジェノール®の高い効力が多くの研究で明らかになったため、よく知られる静脈不全症治療薬とピクノジェノールを併用した研究が定期的に行われています。

ドイツで行われた40人のCVI患者を対象とした二重盲比較研究では、 ピクノジェノール®は、マロニエシードエキスに比べて、下肢の浮腫を軽減し、CVIの症状を緩和するのに、より低量にて高い効果があることが明らかになりました。

さらに、患者70人に対する臨床研究では、静脈不全症の治療におけるピクノジェノール®の効力を、CVI治療では一般的なルチンの水溶性派生物トロキセルチンと対照して調査し、 60日間の処方の結果、トロキセルチンとピクノジェノール®の組み合わせは、トロキセルチンのみよりもCVIの症状を大きく軽減しました。

ピクノジェノール®が7~12時間の長時間のフライトでの脚のむくみ(浮腫)に良い効果を与えることが、むくみについての最新の臨床研究で判明しました。

Clinical and Applied Thrombosis/Hemostasis誌に発表された研究では、飛行機の乗客169人について機内での足首のむくみについてテストを行い、ピクノジェノール®のサプリメントを摂取した乗客は脚や足首のむくみが少なく、不快感も少ないことが分かりました。

どちらの症状も、一般に長距離旅行 に関するものです。

他の注目すべき研究としては、長時間フライト(7~12時間)の乗客211人に関する研究があり、ピクノジェノール®が持つ血栓症予防効果が明らかになりました。

乗客は出発の2~3時間前にピクノジェノール100mgのカプセル2錠、6時間後機内でさらに2錠を服用、到着の翌日にもう1錠服用しました。

プラシーボを摂取した グループに5例の血栓症が見られましたが、ピクノジェノールのサプリメントを摂取した乗客にはフライト中に血栓症にかかった人はいませんでした。 

ピクノジェノール®の関節への効果

ピクノジェノールの関節痛への効果・効能

ピクノジェノール®が関節の可動性と柔軟性を高め、自然に痛みを和らげる効果があることが証明されています。

ピクノジェノール®をサプリメントとして使用した後、関節が柔軟になり薬の必要が減った、ということも見られました。

さらにピクノジェノール®は、関節痛に関連する炎症マーカーを抑えることも確認されています。

ピクノジェノール®を摂取することで、前炎症性「マスタースイッチ」核因子カッパB(NFκB)の活性化を15.8%まで制限する現象が見られました。

この「マスタースイッチ」が全ての前炎症分子の動員を指令しており、炎症分子は関節炎では有害な役割を持っています。

結果として、ピクノジェノール®を摂取した人は、骨関節炎の軟骨のコラーゲンを変質させるマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)酵素の生成が少なくなります。

さらに、ピクノジェノール®を摂取することで、自然に炎症時のCOX-2酵素の生成が妨げられ、したがって関節痛を抑える大きな効果があることが分かっています。

ピクノジェノール®はまた、骨関節炎の炎症マーカーであるC反応性タンパク (CRP) を72%まで、活性酸素 (ROS)を30%まで大きく低下させることが明らかになりました。

この発見は、ピクノジェノール®の抗炎症作用が、関節炎で苦しむ方に効果があることを示しています。

ピクノジェノール®の耳鳴りへの効果

ピクノジェノールの耳鳴りへの効果・効能

研究により、ピクノジェノール®が耳鳴りの症状を緩和し、内耳の血流を改善する効力があることが分かりました。

この研究は、大動脈、大静脈から毛細血管まで、血管の機能改善におけるピクノジェノール®の卓越性を裏付けています。 

イタリアのキエティ-ペスカラ大学で行われ、パンミネルヴァ・メディカ誌に発表された研究では、軽度から中度までの耳鳴りが片方の耳のみに生じ、もう一方の耳は耳鳴りが生じない患者82人を4週間観察しました。

 Aグループの患者には1日150mgのピクノジェノール®を、Bグループの患者には1日100mgのピクノジェノール®を与え、対照グループはピクノジェノール®を全く与えられなかった患者で構成。

研究開始時の心臓収縮期と心臓拡張期の平均血流速度は、ピクノジェノール®の摂取量が少ないグループでは14.3 と 4.22 cm/sec、ピクノジェノール®の摂取量が多いグループでは13.2 と 3.2 cm/secで、どちらも耳の血液潅流が不十分な徴候を示していました。

ピクノジェノール®処方後、症状のある耳の内耳の心臓収縮期と心臓拡張期の血流速度は、低量摂取グループで平均21.2 と 8.23 cm/secまで、多量摂取グループでは24.3 と 12.5 cm/secまで増加したことがこの研究でわかりました。

この結果は、内耳の毛細血管の循環の改善で耳鳴りの症状軽減に大きな効果があったことだけでなく、ピクノジェノール®の摂取量に関連した効果の違いの可能性も同時に示しています。

この研究では、耳鳴りについてのピクノジェノール®の効力を詳細に調査しています。

耳鳴り自覚等級Subjective Tinnitus Scale (STS)を使用して 研究開始時に、症状に0(低度の耳鳴り)から15(常時ひどい耳鳴り)までの等級をつけるよう対象者を指導しました。

初期STS平均値はピクノジェノール®摂取患者グループではおよそ8.8、対照グループでは7.9でした。

4週間後、STSのスコアは低量摂取グループでは5.2に、大量摂取グループでは3.3に下がり、症状のある耳の雑音の著しい軽減が見られました。

対照グループでは著しい変化は見られませんでした。

ピクノジェノール®の呼吸器/喘息への効果

ピクノジェノールの喘息への効果・効能

ピクノジェノール®は花粉症や喘息に効果があることは臨床試験で実証されています。

ピクノジェノール®が、刺激物で炎症が起きたマスト細胞からのヒスタミンの放出を抑制することが、研究で明らかになりました。

そしてピクノジェノール®は強力な抗酸化作用を持ちながら抗炎症作用も有し、前炎症メディエーターの生成を抑制、腫れを軽減し、呼吸を楽にします。

ピクノジェノール®は小児喘息の療法においても有望性を示しました。

研究者たちが軽度から中度の喘息を持つ、6歳から18歳の子供60人にピクノジェノール®を与えたところ、吸入器の使用が大幅に減った、あるいは使用を中止することが分かりました。

一方、プラシーボを受けたグループには何の改善も見られませんでした

ピクノジェノール®の抗酸化作用と抗炎症作用を組み合わせ、気管支の腫れや喘息患者の呼吸困難の原因となる炎症を和らげます。

ピクノジェノール®の皮膚への効果

ピクノジェノールの皮膚・しみ・しわ・色素沈着・日焼け・傷跡・美肌への効果・効能

しわ

ピクノジェノール®は、肌のタンパク質とコラーゲンやエラスチンを結合させ、肌をいろいろな有害な酵素から肌を守り、なめらかで若々しい肌に欠かせない弾力性の回復を助けます。

日焼け

日焼けは一種の炎症で、組織損傷を招いたフリーラジカルによって生じたものです。

フリーラジカルを中和することで、ピクノジェノール®は、日焼けや光老化のストレスやダメージから皮膚を守る手助けをします。

色素過剰沈着

ピクノジェノール®は「輝き」を促進し、肌の色を均一に整えるために度を越えた色素過剰沈着を軽減します。

傷跡

いくつかの臨床研究で、ピクノジェノール®がコラーゲン基質を保護し、治療期間中の皮膚を安定させることが、明らかになりました。

肌を保護、生成

ピクノジェノール®は、弾性組織のタンパク質を保護し、新しいコラーゲンとヒアルロン酸が肌で生成されるのを促進します。

ピクノジェノール®を使用した場合、被験者の肌でのコラーゲン合成が向上したことが最近の研究で確認されました。

ピクノジェノール®は弾力性と保湿力に対応するヒアルロン酸の合成を、さらに女性の肌で向上させました。

ピクノジェノール®のPMS(月経前症候群)への効果

ピクノジェノールのpms・月経前症候群への効果・効能

いろいろな臨床研究で、ピクノジェノール®が自然にPMS・月経症状にまつわる不快感を和らげることが記録されており、

ピクノジェノール®がこむら返りや腹痛を軽減することが明らかになりました。

学術雑誌 European Bulletin of Drug Researchに発表された研究では、ピクノジェノール®は、月経期間中苦痛を経験している女性の腹部の不快感を80%、こむら返りを77%軽減すると結論づけています。

鈴木信孝博士は、月経困難症のためのピクノジェノール®に関するマルチセンターフィールド研究を成功させました。

その結果、ピクノジェノール®処方により月経中の神経質さが軽減され、薬の服用の必要の著しい低下につながったことが明らかになりました。

ピクノジェノール®摂取後、1ヶ月で不快感が和らぎ、2ヶ月でさらに改善が見られました。

ピクノジェノール®の子宮内膜症への効果

ピクノジェノールの子宮内膜症への効果・効能

ピクノジェノール®が子宮内膜症の苦痛を改善する可能性についての研究が行われ、the Journal of Reproductive Medicineに発表されました。

ピクノジェノール®の使用により、試験開始時のひどい不快感から試験期間最後の穏やかな痛みまで、徐々に月経に関連したトラブルが減少しました。

48週間に渡る摂取期間中の不快度評価値は33%の著しい減少を示しました。

ピクノジェノール®は、女性のエストラジオールのホルモンレベルには影響しませんでした。

興味深いことに、テスト期間中に5人の女性が妊娠しましたが、これは勇気づけられる結果です。

というのは子宮内膜症の人が妊娠するのはさらに難しい可能性があるからです。

ピクノジェノール®の更年期のホットフラッシュへの効果

ピクノジェノールの更年期障害・ホットフラッシュ・うつ・パニック障害への効果・効能

研究によりピクノジェノール®が、自然に更年期年齢時に伴なう更年期障害(例えば、更年期に入る女性に関するホットフラッシュ、うつ状態、パニック発作などのよく知られた症状)を軽減することが分かりました。

ピクノジェノール®製品を選ぶ時の注意点

以上のようにピクノジェノール®にはその抗酸化作用により様々な効果が報告されています。

冒頭でも述べましたがあくまでもピクノジェノール®原末の効果ですので製品を選ぶ際にはどんなものが混ぜられているかチェックするようにしてください。

混ぜ物によってはせっかくのピクノジェノール®の効果に影響を及ぼしかねません。

ホーファーリサーチ社の正式コメントに下記のようなものがあります。

ピクノジェノール®を含むさまざまな製品を製造する企業様に原材料としてピクノジェノール® を提供いたしております。ホーファーリサーチ社は、完成品の使用についての意見表明は一切せず、各製品およびその使用に関する要件がその製品の販売地の規制に準じていることの保証は各メーカーの責任です。

 

原料としてピクノジェノール®を提供するが完成品への意見表明はしないとのことですね。

それぞれの地域での法令順守を含めてすべて製品加工するメーカーの責任で行って下さいということです。

原末であるピクノジェノール®を各メーカーでどう扱うかによって全然違ったものが出来上がるということになります。

報告されているピクノジェノール®の効果を享受するためにはより原末に近いものつまり添加物が少ないものを選ぶといいでしょう。

多量に使われているとせっかくのピクノジェノール®の効果に様々な影響を及ぼしかねません。

ピクノジェノール®の有効成分OPCは抽出方法など繊細な取り扱いが必要な成分です。

製品の製造工程で雑な扱いをすると吸収率などが大幅に減少し、せっかくの効果も享受できなくなります。

当然のことですが体内に吸収されて始めてピクノジェノール®は効果・効能を発揮するのです。

 

参考文献: Pycnogenol®